車の性能の変更

(2011,08/11)カーレースアプリケーションにおける車の性能を変更しました.変更点は以下のとうりです.

この変更は,メーリングリストでも報告したように,特殊な状況において,通常ありえないような急旋回が可能であることに対する処置です.より詳しく説明すると,今回のシミュレーション環境では,車のエンジン出力や,ハンドルの切り替え角度にまったく制限を設けていません.そのため,前輪を進行方向に対して完全に90度切った状態にできます.この状態でエンジン出力を与えると前輪駆動であるために急旋回ができてしまいます.開発初期には後輪駆動で開発を行っており,このような問題はなかったのですが,開発後半でドリフトを実装する時に前輪駆動にし,十分なチェックを行っていませんでした.

ハンドルの切り替え角度に制限をもうけることも可能でしたが,なるべく制限のない状態で勝負してもらいたかったので,前輪駆動を後輪駆動に変更する処置をとりました.この結果により,サンプルプログラムとして提供されている車の一周のタイムが 125.17秒から127.07秒になってしまっています.以外と大きな差が出てしまいましたが,この仕様で行きたいと思います.また,現在車の走行に関して1回目のタイムが2回目以降のタイムと若干異なる現象が発生しています.原因を調査中ですが,詳細がわかりしだい報告します.最悪,2回目以降のタイムを採用して審査することになるかもしれません.

この変更や,その他カーレース部門における質問などあれば,プログラミングコンテスト実行委員procon@do-johodai.ac.jp または,メーリングリストprocon2011@ks1.orgにて連絡下さい.